新刊『創造と狂気の歴史――プラトンからドゥルーズまで』が発売になりました。
通販や店頭で探される際には、下記のリンク先の情報をご参考になさってください。Kindleほかの電子書籍も利用できるようです。
新刊『創造と狂気の歴史——プラトンからドゥルーズまで』が講談社選書メチエより刊行されます。来週、3月12日ごろから書店に並び始めるようです。
京大の講義をもとにしたものですので、読みやすく仕上がっているはずです。タイトルからわかるようにフーコーの狂気論、特に「外の思考」などで頂点を迎える特定のタイプの「創造と狂気」論を現代から再検討しようとするものです。現代思想入門としても、病跡学(および精神病理学)のパラダイムの再考としても読めると思います。
詳細目次は下記のとおりです。どうかよろしくお願いいたします。
はじめに――創造と狂気は紙一重?
第一章 「創造と狂気」の関係を問う
第二章 プラトン――神的創造と狂気
第三章 アリストテレス――メランコリーと創造
第五章 デカルト――狂気に取り憑かれた哲学
第六章 カント――狂気を隔離する哲学
第七章 ヘーゲル――狂気を乗り越える哲学
おわりに――「創造と狂気」はどこへ向かうのか?
注
参考文献
初出一覧
あとがき
下記のとおり、朝日カルチャーセンター新宿教室で講義を行います。
ラカンのテクストを読むための簡単な基礎からお話する予定です。ぜひお越しください。
2019年2月17日(日)10:30-12:00 「ラカンの精神病論を読む」
2019年2月23日(土)18:30-20:00 「ラカンの主体論を読む」
また、最近、原稿依頼やインタビュー依頼などをいただくことも増えて参りました。
大学や臨床の業務以外の時間をつかってやっておりますので、すべてにお答えすることはできないかもしれませんが、ご依頼がある場合は、適宜ご相談ください。
メールでお送りいただくのがよいかと思います。下記にお送りください。
jZZweZtZtoZnZ@gmZail.cZom (Zをすべて削除してお使いください。)
2018年11月29日(木)に、新刊『意味がない無意味』を刊行された千葉雅也氏をお招きし、対談形式の講演会「思弁的実在論と精神分析」を京都大学で開催いたします。入場無料、参加自由のイベントですので、ご興味のある方は奮ってお越し下さい。
詳細はポスターをご参照ください。
日時:2018年11月29日(木)16:30-18:00
場所:京都大学 総合研究3号館 共通155教室(1F)
入場無料(どなたでもご参加いただけます)
当研究室では、現代フランス精神分析思想における諸々の横断的・学際的な研究を活性化させるため、さまざまな分野の研究者・臨床家を招いた連続研究会を開催いたします。今回は、精神分析家ジャック・ラカンの第二の主著と呼ばれる『Autres écrits(他のエクリ)』を主なテーマとして取り上げ、それぞれの角度から検討してまいります。
ご興味のある方は、ふるってご参加ください。いずれの会も、参加無料です(どなたでもご参加いただけます)が、土曜日にあたり建物のドアが閉まっている都合上、お越しの際は必ず定刻にお集まりくださいますよう、お願いいたします。
また、ご参加の方は『Autres écrits』のテクストをお持ちくださるようにお願いいたします。
第一回研究会「Autres écritsを読む——哲学の視点から」
2018年10月27日(土)14時~ 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3
司会:松本卓也(京都大学)
提題者:佐藤朋子(金沢大学)、工藤顕太(早稲田大学)
討論:向井雅明(精神分析相談室)
第二回研究会「Autres écritsを読む——心理臨床と精神医療史の視点から」
2018年11月17日(土)14時~ 京都大学人間・環境学研究科棟3F323教室
司会:松本卓也(京都大学)
提題者:春木奈美子(京都大学)、上尾真道(京都大学)
討論:向井雅明(精神分析相談室)
第三回研究会「Autres écritsを読む——思想史と精神病理学の視点から」
2018年12月15日(土)14時~ 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム2
司会:松本卓也(京都大学)
提題者:信友建志(鹿児島大学)、松本卓也(京都大学)
討論:向井雅明(精神分析相談室)
※本研究会は、平成30年度伊藤忠兵衛基金の助成を受けた課題「メンタルヘルス時代の新たな学際的研究における現代フランス精神分析思想の役割」の一環として開催されるものです。問い合わせ等は、こちらまでお願いいたします。