先日発売になった『発達障害の精神病理1』に「自閉症スペクトラムと〈この〉性」を寄稿しています。本論集は、あの「分裂病の精神病理」シリーズを引き継がんとする意志をもって始められたもので、今のところ3年間の継続が予定されているようです。
拙論では、自閉症スペクトラムがしばしばアルゴリズム的な理性のあり方として論じられることに対して、それとは全く逆の「heccéité」の観点から自閉症スペクトラムを論じました。
非常に読み応えのある論集に仕上がっていると思いますので、ぜひお手にとって見てください。