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[tex:\exists x\,\overline{Φ x}] | |
[tex:\forall x\,Φ x] | |
[tex:\overline{\exists x}\,\overline{Φ x}] | |
[tex:\overline{\forall x}\,Φ x] | |
[tex:\require{cancel}\cancel{S}]*1 | |
[tex:\cancel{La}]*2 | |
[tex:\xcancel{あった}]*3 | はじめにEXCÈSが |
これを使うと、
ここできわめて興味深いのは、ラカンが女性の論理の命題(「」と「」)を、通常の述語論理ではありえない仕方で記述している点である。通常、述語論理では「∀」や「∃」のような量化記号に否定の記号をつけることはできない(これは、アラン・ソーカルらが『知の欺瞞』のなかでラカンによる論理学の濫用を非難する際に指摘した点のひとつである)。しかし、ここでラカンは、あえて述語論理を逸脱するような量化記号の使用を行い、特に「すべての~」を意味する全称量化記号である「∀」を否定することによって、女性についてまったく新しい規定を行おうとしているのである。ラカンが言わんとしているのは、女性は「すべて」(普遍)を構成しないような論理に依拠している、ということにほかならない。言い換えれば、女性の論理の二番目の命題(「」)は、「すべての女性がファルス関数に従う(去勢されている)わけではない」ことを意味しているのであるが、この場合の否定(「 ̄」)は、「ファルス関数に従う(去勢されている)」ことを否定しているというよりも、むしろ「すべての女性」というものが存在することを否定しているのである。…ゆえにラカンは、女性について「すべてはない(pas-tout)」、あるいは「〔普遍的な「女」と言えるような〕女は存在しない( femme n’existe pas)」という規定を与えることになるのである。
みたいに書ける。もちろんTeXでも同じです。
Wordで入力するときはこれ↓を使うと便利です。
https://researchmap.jp/multidatabases/multidatabase_contents/detail/240005/b526fc4c2256299c7e8ae47720eb8e17?frame_id=464978