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à la lettre

ラカン派精神分析・精神病理学に関するいろいろ

カトリーヌ・クレマン『フロイト伝』

フロイト伝

フロイト伝


訳者は詩人の吉田加南子さん、解説は十川幸司さんです。
十川さんの解説によると、本書はアコワイエ修正案[l'amendement Accoyer]『精神分析黒書』の出版という激動の状況の中、2005年に書かれており、「今日のフランス、さらにはヨーロッパの歴史においてフロイトはどのようなものか明るみに出すこと、そしてこの私(クレマン)、ユダヤ系の知識人女性の目から見たフロイトとはどのようなものか描き出してみること。クレマンはこのような問題意識からフロイトの生に光を当てることによって、従来のフロイト像とはやや異質な、生きたフロイトを蘇らせている」とのことです。
クレマンはフロイトに対して「あなた」と呼びかけながら、その理論と生涯を辿っています。
また、「写真で読む時代、生涯、理論」(帯より)ということで、どのページを開いても写真があり、楽しく読めます。


原書はこちらです。
”Pour Sigmund Freud", Catherine Clément, Société des Editions Mengès (1 octobre 2005)


(追記)ふと思い出したので追記しておきますが、十川幸司さんが以下の本でご自身のフランス留学について語っておられます(2ページ分のインタビュー)。アマゾンマーケットプレイスで\280から買えますので、興味のある方はどうぞ。

フランス語で広がる世界―123人の仲間

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