à la lettre

ラカン派精神分析・精神病理学に関するいろいろ

『図書新聞』3175号に寄稿

 本日発売の「図書新聞」3175号に「フロイトに学ぶ反差別運動」という短いエッセイを書きました。これは「ヘイトスピーチレイシズムを考える」という隔週で連載されているリレーエッセイのなかの記事のひとつです。紙面でも、Web上でも読めるようです。詳細は、下記の図書新聞さんのサイト等をご覧ください。

http://www.toshoshimbun.com/books_newspaper/week_description.php?shinbunno=3175&syosekino=7606


フロイト全集〈22〉1938年 モーセという男と一神教・精神分析概説
フロイト全集〈22〉1938年 モーセという男と一神教・精神分析概説


ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件――〈ヘイトクライム〉に抗して
ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件――〈ヘイトクライム〉に抗して

『atプラス』21号に寄稿

 8月8日発売の『atプラス』21号(太田出版)に、「レイシズム2.0?――現代ラカン派の集団心理学」という論考を書いています。

 フランスのヘイトスピーチ・コメディアンであるデュードネの騒動や、本邦における在特会らのヘイトスピーチ・デモを、エリック・ローランやジャック=アラン・ミレール、スラヴォイ・ジジェクらの議論を援用しながら論じています。
 私の論考はさておき、柄谷行人氏の特別寄稿、【特集】憲法の条件など非常に豪華な号になっており、担当編集者氏曰く「真夏の特大号」だそうです。
 ぜひ書店などで手にとってみてください。

http://www.ohtabooks.com/publish/2014/08/08115236.html

atプラス21
atプラス21

 ヘイトスピーチレイシズムの関連では、あと2つ(論文と小論が)出る予定です。そちらもお楽しみに。

「第1回「精神分析と倫理」研究会――「発達障害」をめぐって」のお知らせ

下記の公開研究会が開催されます。ご興味のある方はどうぞお越しください。
私もコメンテーターとして少し話すようです。



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第1回「精神分析と倫理」研究会――「発達障害」をめぐって


日時:2014年7月19日(土)13:00〜18:00
会場:立命館大学衣笠キャンパス 学而館2階 第2研究会室
主催:立命館大学生存学研究センター
共催:立命館大学人間科学研究所「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究(基礎研究チーム)」
参加費無料、申し込み不要


プログラム、詳細、お問い合わせは下記へ。
http://www.ritsumei-arsvi.org/news/read/id/573

『図書新聞』3161号に寄稿

 本日発売の「図書新聞」3161号に筒井康隆『創作の極意と掟』(講談社)の書評を書きました。10代の頃に読みふけり、もちろん今でも尊敬する作家の書評を書くという機会は、なかなか楽しいものでした。詳細は、下記の図書新聞さん、e-honさんのサイト等をご覧ください。

http://toshoshimbun.jp/books_newspaper/week_article.php
http://www1.e-hon.ne.jp/content/toshoshimbun_3161_2-1.html

創作の極意と掟
創作の極意と掟

『現代思想』5月号に寄稿

 4月28日発売の『現代思想』2014年5月号(特集=精神医療のリアル DSM-5時代の精神の〈病〉)に、「DSMは何を排除したのか? ラカン精神分析と科学」という論考を書いています。

 DSMの成立と精神分析の歴史をたどりながら、操作的診断とラカン派における診断の違いを「主体」という観点から論じています。「科学」に関するラカンの議論や、何かと話題の「アスペルガー化」の問題、精神医学における最近の動向なども紹介しました。


http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791712809


現代思想 2014年5月号 特集=精神医療のリアル DSM-5時代の精神の<病>
現代思想 2014年5月号 特集=精神医療のリアル DSM-5時代の精神の<病>

「第3回 東京精神分析サークル主催コロック」のお知らせ

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第3回 東京精神分析サークル主催コロックのお知らせ

日時: 平成26年3月9日(日) 10時-18時 
場所: 駒澤大学 246会館 7階(国道246号沿い)

参加無料、事前登録不要(どなたでもご参加できます)

 このたび東京精神分析サークルでは、昨年度に引き続き、ラカン精神分析に関する講演会を開催する運びとなりました。「倒錯」、「子ども」、「自閉症」、「精神分析家とは何か」といった、これまで本邦ではあまり問われることのなかったテーマを通して、現代におけるラカン精神分析の可能性と意義を皆様と考えたいと思います。



 私も登壇します。
 プログラムなど詳細は、東京精神分析サークルのWebサイトにて。

『atプラス』19号に寄稿、その他

 2月8日発売の『atプラス』19号(太田出版)に、「現代ラカン派の諸論点――ジャック=アラン・ミレールの議論を中心に」という論考を書いています。

 「父」の衰退、普通精神病、セクシュアリティの変化、症状からサントームへ、性別化の式といった話題をジャック=アラン・ミレールの議論を中心に紹介しています。どうぞよろしくお願い致します。

http://www.ohtabooks.com/publish/2014/02/08161008.html

atプラス19
atプラス19


 また、学術論文としては日本ラカン協会の『I.R.S.-ジャック・ラカン研究-』11号に、「フロ イト=ラカンうつ病論:Aktualneuroseをめぐって」という論考を書いています。2012年の同協会のワークショップでの発表の活字化ですが、ラカンデプレッション論や、「怠惰」の神学とラカン理論の関係、「うつ」をめぐる表象文化論などについて加筆しています。

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 こちらは日本ラカン協会事務局、または書肆心水さんから一般への頒布が可能です。詳しくは下記のサイトを御覧ください。

http://slj-lsj.main.jp/pubulication.html