à la lettre

ラカン派精神分析・精神病理学に関するいろいろ

知の主体 の検索結果:

『精神病』についてのあれこれ――パロールを捉える?

…事態はさらに,想定的知の主体に対する転移という側面からも捉えられるだろう.Colette Solerのテクストの一節を以下に載せる. さらにLacanがテクストのなかで強調している非常に独特な難しい点がある.それは精神病者にとって転移が発病の要素であるという点である.Freud自身も,患者がFlechsigの人格に対してなした転移のうちにSchreberを精神病へと陥れたものがあることを認めていた.迫害,つまり迫害的な人物の突然の出現は,Schreberにとってすでに転移の効…