4月20日に、岩波書店よりヤニス・スタヴラカキス『ラカニアン・レフト』の拙訳(共訳)が刊行されます。
スタヴラカキスは、すでに『ラカンと政治的なもの』でも知られている政治学者ですが、本書ではラカンと政治理論の対話のなかから、政治理論における享楽の重要性を指摘し、さらにその享楽が反-ファンタスム的で実体的なものでなければならないことを主張しています。現代の政治状況を考えるにあたっても、重要な論考ではないかと思います。
また、表象文化論学会の雑誌『表象』の共同討議「精神分析的人間の後で──脚立的超越性とイディオたちの革命」に参加しています。
この共同討議は、特集「ポスト精神分析的主体の表象」を構成するもので、同特集にはジャック=アラン・ミレールの2014年の講演「無意識と語る身体」の翻訳も掲載されています。