à la lettre

ラカン派精神分析・精神病理学に関するいろいろ

「抵抗の瞬間」の4つのテーマ

フロイト技法論』の第一部、冒頭の「抵抗の瞬間」と題されたセクションの特殊な読みにくさは、4つの議論の線が錯綜していることによる。
ここでは以下のようなテーマが扱われているのである。


1、自我心理学批判
2、分析における構成の問題
3、抵抗と転移の問題
4、「否定」の読解


もちろんこれらの4つの議論は、すべてフロイト技法に関する著作の読解、という共通の目的に向かっている。