ミレール「文脈と概念」の抄訳を公開しました。
もともとは英語版セミネールXIの序文であり、後に「Reading Seminar XI」に収録されたテクストです。
- 作者: Richard Feldstein,Bruce Fink,Maire Jaanus
- 出版社/メーカー: State University of New York Press
- 発売日: 1995/01
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
『精神分析の四基本概念』のセミネールの四基本概念(無意識、反復、転移、欲動)に見事な切断線が引かれており、このミレールのテクストを片手にセミネールXIを読み進めれば、非常に理解しやすくなるのではないかと思います。
私にとっては非常に得るところが大きかったテクストであり、もし岩波から『精神分析の四基本概念』の新しい版が出ることがあれば、ぜひとも収録して欲しいと考えます。
前半部分は割愛しましたが、志紀島啓さん(本上まもるさん)の blogに部分訳がありますのでご参照ください。