à la lettre

ラカン派精神分析・精神病理学に関するいろいろ

『症例でわかる精神病理学』刊行

新刊『症例でわかる精神病理学』が誠信書房より刊行されます。症例でわかる精神病理学 本書は、京都大学での精神病理学の講義をもとにしたもので、それぞれの精神障害に対して、記述精神病理学、現象学的(人間学的)精神病理学、力動精神医学(精神分析)と…

Wordファイル(.docx)をPDFに変換するバッチファイル

目次 目次 Wordファイル(.docx)をPDFに変換するバッチファイル docx, doc, xlsx, xls, pptx, ppt に対応したバージョン ドラッグ&ドロップでファイルを渡すと、同じフォルダにPDFができます(常に上書きされます)。 複数ファイルに対応しています。意外…

新刊関連トークイベントのお知らせ

新刊に関連して、5月末に大阪と東京で2つのトークイベントが開催されます。 こちらは、5月27日(日)13:00~15:00に、大澤聡さんと梅田蔦屋書店にて。 real.tsite.jp こちらは、5月31日(木)19:00~21:00に、東畑開人さんと代官山蔦屋書店にて。 real.tsite.jp …

『〈つながり〉の現代思想』刊行

編著『〈つながり〉の現代思想——社会的紐帯をめぐる哲学・政治・精神分析』が明石書店より刊行されました。〈つながり〉の現代思想——社会的紐帯をめぐる哲学・政治・精神分析 本書は、「社会的紐帯」という術語を手がかりに、現代社会の「つながり」が孕む諸…

『現代思想』2018年4月号に寄稿

本日発売の『現代思想』2018年4月号(特集=現代思想の316冊)に、「「臨床と人文知」の協働を再起動する」を寄稿しています。私の原稿はブックガイドというか最近の興味関心のサマリーみたいになってますが、新学期にいろいろと勉強したい人には良い特集だ…

『STUDIO VOICE』412号に寄稿

本日発売の『STUDIO VOICE』412号に、「ふたつのファクト——当事者主権とエヴィデンス」というコラムを寄稿しています。HPVワクチン問題や「ジョン・マドックス賞」に触れています。 STUDIO VOICE vol.412 『享楽社会論』も、おかげさまでご好評いただいてお…

『文學界』4月号に寄稿

いま出ている『文學界』2018年4月号の特集=死ぬまでに絶対読みたい名著、に寄稿しています。フロイトの『精神分析入門』を紹介しています。文學界2018年4月号 新刊とあわせて、どうぞよろしくお願いします。 新刊は、まだ手に入りにくいという声もあるよう…

新刊『享楽社会論』の在庫状況

新刊『享楽社会論——現代ラカン派の展開』が刊行されました。おかげさまでご好評いただいておりますが、まだ一部地域では入手困難なようです。 通販や店頭で探される際には、下記のリンク先の情報をご参考になさってください。 →オンライン通販の在庫(Amazon…

新刊『享楽社会論』刊行&第7回東京精神分析サークルコロックのお知らせ

来月3月9日頃、新刊『享楽社会論——現代ラカン派の展開』が刊行されます。享楽社会論: 現代ラカン派の展開 これまでに発表してきた現代ラカン派の理論、臨床、政治をめぐる諸論文を増補改訂してまとめ直したものです。最新のラカン派の議論の状況を日本語で概…

『現代思想』2018年1月号に寄稿

本日発売の『現代思想』2018年1月号(特集=現代思想の総展望2018)に、信田さよ子さんとの対談「斜めに横断する臨床=思想」が掲載されています。 信田さんの来歴とアディクションアプローチ、さらにはオープンダイアローグやハームリダクションといった現…

2017年の6冊

現在発売中の『図書新聞』3332号の読書アンケートに今年の下半期に読んだ次の3冊を挙げています。コレクティフーーサン・タンヌ病院におけるセミネール 共依存の倫理―必要とされることを渇望する人びと― ハームリダクションとは何か 薬物問題に対する,あるひ…

『文學界』2017年12月号に寄稿

今週発売の『文學界』2017年12月号に、評論「健康としての狂気とは何か―ドゥルーズ試論」を書いています。ジル・ドゥルーズの『批評と臨床』に登場する「健康としての狂気」および「かもしれない(peut-être)」という概念に注目し、ルイス・キャロル、レー…

『STUDIO VOICE』411号に寄稿しました。

『STUDIO VOICE』411号に、「まなざしの忘却——脱エロス化する時代に」というエッセイを寄稿しました。「ゆらぐエロ ~ALTERNATIVE EROTICISM~」という特集の一部で、特に冒頭の対談は非常に刺激的なセクシュアリティ論になっています。 STUDIO VOICE vol.411

『1990年代論』に寄稿

河出書房新社から刊行される大沢聡(編)『1990年代論』に、「「ゼロ年代」の序章としての九〇年代の「心理」」を寄稿しました。『イマーゴ』、斎藤環、信田さよ子を論じています。 同書では、各ジャンルにおいて90年代とは何だったのかが個別に論じられ、ま…

『発達障害の時代とラカン派精神分析』に寄稿

晃洋書房から刊行された『発達障害の時代とラカン派精神分析―“開かれ”としての自閉をめぐって』に、「ラカン派精神分析における自閉症論」を寄稿しました。ラカンとラカン派の自閉症論をサマリーしています。 同書は、編者のお二人を中心に若手の総力を結集…

『中動態の世界』書評

今週土曜(5月27日)発行の『図書新聞』に、國分功一郎さんの『中動態の世界』の書評を書いています。 6300字ほどの小論考になっており、書籍の紹介から、精神病理学と中動態、依存症と非主意主義(ドゥルーズ)といった問題にも少々踏み込みました。ぜひご…

『文藝別冊 中井久夫』に寄稿

先週、河出書房新社から刊行された『文藝別冊 中井久夫』に寄稿しています。中井久夫 (KAWADE夢ムック 文藝別冊) 中井の統合失調症寛解過程論の形成を振り返りながら、「心のうぶ毛」という彼の概念を読み直すアイデアを素描しました。 豪華なムックになって…

『ラカニアン・レフト』&『表象』11号刊行のお知らせ

4月20日に、岩波書店よりヤニス・スタヴラカキス『ラカニアン・レフト』の拙訳(共訳)が刊行されます。ラカニアン・レフト――ラカン派精神分析と政治理論 スタヴラカキスは、すでに『ラカンと政治的なもの』でも知られている政治学者ですが、本書ではラカン…

『早稲田文学』に寄稿&2016年下半期の3冊

12月17日発売の『早稲田文学』2016年冬号の特集「からだにとって言語とは何か」に、「談話欲のゼロ度――「器官なき身体」に抗するラカン」というエッセイを載せています。早稲田文学 2016年冬号 (単行本) 同じく12月17日発売の『図書新聞』3284号の特集「下半…

『atプラス』30号(特集=臨床と人文知)の編集協力をしました

11月5日発売の『atプラス』30号の編集協力をしました。「臨床と人文知」という特集になっています。 寄稿者の皆様のおかけで、かなり面白い号にしあがりました。 精神病理学・精神分析・現代思想に関心がある方、ぜひお手にとってみてください。atプラス30詳…

『美術手帖』2016年10月号に寄稿

『美術手帖』2016年10月号(特集=サルバドール・ダリ)に、「ダリと精神分析」を寄稿しています。www.bijutsu.press美術手帖 2016年10月号

2016年上半期の3冊

7月23日発売の『図書新聞』3264号の特集「上半期読書アンケート」にて、今年上半期に読んだおすすめの3冊の本を紹介しています。 選んだのは下記の3冊です。それぞれの本への短いコメントは、紙面でご確認ください。狂気の愛、狂女への愛、狂気のなかの愛―愛…

近況

7/9, 10に立命館大学で開催される表象文化論学会第11回大会のシンポジウム「いま「自己」はどこにあるのか:精神分析、自己啓発、アルゴリズム」に登壇します。詳細はこちらをご参照ください。 また、先週発売になりました『精神科治療学』6月号「特集=これ…

『現代思想』2016年4月臨時増刊号に寄稿

3月9日発売の『現代思想』2016年4月臨時増刊号(総特集=imago 〈こころ〉は復興したのか)に、「責任は、ひとりで引き受けなくてもいい 3.11以後の臨床と運動の経験から」というエッセイを寄せています。どうぞよろしくお願い致します。現代思想 2016年4月臨…

第5回 東京精神分析サークル主催コロックのお知らせ

第5回 東京精神分析サークル主催コロックのお知らせ日時: 平成28年3月20日(日) 10時-18時 場所: 早稲田大学戸山キャンパス36号館 382教室(AV教室2)参加無料、事前登録不要(どなたでもご参加できます) この度、東京精神分析サークルでは、このたび東…

『atプラス』27号に寄稿

現在発売中の『atプラス』27号に、前号(26号)のレビューエッセイを寄せています。どうぞよろしくお願い致します。atプラス27(リニューアル特大号)

第5回東京精神分析サークル主催コロックは3月20日(日)に開催

下記情報が出ました。 詳細は、今後、東京精神分析サークルのWebサイトでおって発表される予定です。【特報】第5回東京精神分析サークル主催コロックの開催が決定しました。【日時】2016年3月20日(日) 10:00から【場所】早稲田大学(予定)【登壇予定】向井雅…

「反-主体としてのオープンダイアローグ」が公開

先日、雑誌『精神看護』に載せてもらった書評「反-主体としてのオープンダイアローグ」が、オンライン公開されました。オープンダイアローグは近年本邦でも大変注目されている精神疾患へのアプローチのひとつで、主体の問題を考えるにあたっても大きなヒント…

「レイシズムの中の居心地悪さ」

多文化間精神医学会の雑誌『こころと文化』第13巻2号の特集に寄稿した拙論を、本サイトに公開します。 掲載版から少しだけ修正を加えていますので、もし引用などされる場合はご注意ください。 なお、ヘイトスピーチやレイシズムに関するより詳細な精神分析的…

『現代思想』2015年10月臨時増刊号と『精神看護』9月号に論考が掲載

今週発売の『現代思想』2015年10月臨時増刊号の特集=安保法案を問うに、「戦後日本におけるヒステリーと強迫」という論考を寄せました。最近の唖然とせざるをえない政治状況をみながら考えていたことをまとめたものです。現代思想 2015年10月臨時増刊号 総…