à la lettre

ラカン派精神分析・精神病理学に関するいろいろ

2005-01-12から1日間の記事一覧

ナシュトの「分析家の存在」論

少し話を戻そう。 ラカンが「治療の指導とその能力の諸原則」のなかで批判しようとしているのは、自我心理学の理論であり、とりわけ、この論文をラカンに書かせるにいたった「現代の精神分析 La psychanalyse d'aujourd'hui(P.D.A.)」であった。ラカンは、自…