à la lettre

ラカン派精神分析・精神病理学に関するいろいろ

『1990年代論』に寄稿

河出書房新社から刊行される大沢聡(編)『1990年代論』に、「「ゼロ年代」の序章としての九〇年代の「心理」」を寄稿しました。『イマーゴ』、斎藤環、信田さよ子を論じています。 同書では、各ジャンルにおいて90年代とは何だったのかが個別に論じられ、ま…

『発達障害の時代とラカン派精神分析』に寄稿

晃洋書房から刊行された『発達障害の時代とラカン派精神分析―“開かれ”としての自閉をめぐって』に、「ラカン派精神分析における自閉症論」を寄稿しました。ラカンとラカン派の自閉症論をサマリーしています。 同書は、編者のお二人を中心に若手の総力を結集…

『中動態の世界』書評

今週土曜(5月27日)発行の『図書新聞』に、國分功一郎さんの『中動態の世界』の書評を書いています。 6300字ほどの小論考になっており、書籍の紹介から、精神病理学と中動態、依存症と非主意主義(ドゥルーズ)といった問題にも少々踏み込みました。ぜひご…

『文藝別冊 中井久夫』に寄稿

先週、河出書房新社から刊行された『文藝別冊 中井久夫』に寄稿しています。中井久夫 (KAWADE夢ムック 文藝別冊) 中井の統合失調症寛解過程論の形成を振り返りながら、「心のうぶ毛」という彼の概念を読み直すアイデアを素描しました。 豪華なムックになって…

『ラカニアン・レフト』&『表象』11号刊行のお知らせ

4月20日に、岩波書店よりヤニス・スタヴラカキス『ラカニアン・レフト』の拙訳(共訳)が刊行されます。ラカニアン・レフト――ラカン派精神分析と政治理論 スタヴラカキスは、すでに『ラカンと政治的なもの』でも知られている政治学者ですが、本書ではラカン…

『早稲田文学』に寄稿&2016年下半期の3冊

12月17日発売の『早稲田文学』2016年冬号の特集「からだにとって言語とは何か」に、「談話欲のゼロ度――「器官なき身体」に抗するラカン」というエッセイを載せています。早稲田文学 2016年冬号 (単行本) 同じく12月17日発売の『図書新聞』3284号の特集「下半…

『atプラス』30号(特集=臨床と人文知)の編集協力をしました

11月5日発売の『atプラス』30号の編集協力をしました。「臨床と人文知」という特集になっています。 寄稿者の皆様のおかけで、かなり面白い号にしあがりました。 精神病理学・精神分析・現代思想に関心がある方、ぜひお手にとってみてください。atプラス30詳…

『美術手帖』2016年10月号に寄稿

『美術手帖』2016年10月号(特集=サルバドール・ダリ)に、「ダリと精神分析」を寄稿しています。www.bijutsu.press美術手帖 2016年10月号

2016年上半期の3冊

7月23日発売の『図書新聞』3264号の特集「上半期読書アンケート」にて、今年上半期に読んだおすすめの3冊の本を紹介しています。 選んだのは下記の3冊です。それぞれの本への短いコメントは、紙面でご確認ください。狂気の愛、狂女への愛、狂気のなかの愛―愛…

近況

7/9, 10に立命館大学で開催される表象文化論学会第11回大会のシンポジウム「いま「自己」はどこにあるのか:精神分析、自己啓発、アルゴリズム」に登壇します。詳細はこちらをご参照ください。 また、先週発売になりました『精神科治療学』6月号「特集=これ…

『現代思想』2016年4月臨時増刊号に寄稿

3月9日発売の『現代思想』2016年4月臨時増刊号(総特集=imago 〈こころ〉は復興したのか)に、「責任は、ひとりで引き受けなくてもいい 3.11以後の臨床と運動の経験から」というエッセイを寄せています。どうぞよろしくお願い致します。現代思想 2016年4月臨…

第5回 東京精神分析サークル主催コロックのお知らせ

第5回 東京精神分析サークル主催コロックのお知らせ日時: 平成28年3月20日(日) 10時-18時 場所: 早稲田大学戸山キャンパス36号館 382教室(AV教室2)参加無料、事前登録不要(どなたでもご参加できます) この度、東京精神分析サークルでは、このたび東…

『atプラス』27号に寄稿

現在発売中の『atプラス』27号に、前号(26号)のレビューエッセイを寄せています。どうぞよろしくお願い致します。atプラス27(リニューアル特大号)

第5回東京精神分析サークル主催コロックは3月20日(日)に開催

下記情報が出ました。 詳細は、今後、東京精神分析サークルのWebサイトでおって発表される予定です。【特報】第5回東京精神分析サークル主催コロックの開催が決定しました。【日時】2016年3月20日(日) 10:00から【場所】早稲田大学(予定)【登壇予定】向井雅…

「反-主体としてのオープンダイアローグ」が公開

先日、雑誌『精神看護』に載せてもらった書評「反-主体としてのオープンダイアローグ」が、オンライン公開されました。オープンダイアローグは近年本邦でも大変注目されている精神疾患へのアプローチのひとつで、主体の問題を考えるにあたっても大きなヒント…

「レイシズムの中の居心地悪さ」

多文化間精神医学会の雑誌『こころと文化』第13巻2号の特集に寄稿した拙論を、本サイトに公開します。 掲載版から少しだけ修正を加えていますので、もし引用などされる場合はご注意ください。 なお、ヘイトスピーチやレイシズムに関するより詳細な精神分析的…

『現代思想』2015年10月臨時増刊号と『精神看護』9月号に論考が掲載

今週発売の『現代思想』2015年10月臨時増刊号の特集=安保法案を問うに、「戦後日本におけるヒステリーと強迫」という論考を寄せました。最近の唖然とせざるをえない政治状況をみながら考えていたことをまとめたものです。現代思想 2015年10月臨時増刊号 総…

『図書新聞』3216号にエッセイが掲載

本日発売の『図書新聞』3216号に、「レイシズムが在日コリアンのメンタルヘルスに与える影響の調査が必要である――国内にまぎれもないレイシズムが存在することを認めさせるには、客観的なデータが必要」というエッセイを寄稿しています。どうぞよろしくお願…

『図書新聞』3213号に対談が掲載

本日発売の『図書新聞』3213号の1-2面に、向井雅明氏との対談「本格的なラカニアンの到来」が掲載されています。拙著『人はみな妄想する』のこと、DSM批判、向井先生との出会い、東京精神分析サークルのこと等について話しています。 どうぞよろしくお願い致…

『文學界』2015年7月号に寄稿

今週発売の『文學界』2015年7月号の特集=「反知性主義」に陥らないための必読書50冊に、フロイト『人はなぜ戦争をするのか』の短い紹介文を寄稿しています。 「人はなぜ戦争をするのか」という問いが、この国においても喫緊のものになりつつある昨今は、こ…

トークイベント「精神分析と当事者研究はどう接続するのか」開催のお知らせ

来週6月10日(水)に、ジュンク堂書店池袋本店にてトークイベント「『人はみな妄想する』刊行記念 精神分析と当事者研究はどう接続するのか」が開催されます。 私と、『リハビリの夜』『発達障害当事者研究』など多数の著作がある小児科医・熊谷晋一郎さんと…

『人はみな妄想する』重版のお知らせ&修正箇所一覧

拙著『人はみな妄想する――ジャック・ラカンと鑑別診断の思想』ですが、おかげさまで好評をいただき、先日、重版いたしました。先週から、徐々に2刷が店頭に出回っているはずです。人はみな妄想する -ジャック・ラカンと鑑別診断の思想- 初版にみられた誤植な…

東京堂書店選書フェア&トークイベントのお知らせ

神保町の東京堂書店さんで、4月27日(月)より『nyx(ニュクス)』『人はみな妄想する――ジャック・ラカンと鑑別診断の思想』の刊行記念として、選書フェア「いま読まれるべきラカン」が開催されます。5月末までフェア展開中です。 30冊弱、選書してコメント…

『現代思想』5月号に寄稿

4月27日発売の『現代思想』2015年5月号(特集=精神病理の時代)で、内海健さん、千葉雅也さんと一緒に行った「自閉症スペクトラムの時代 現代思想と精神病理」という鼎談を掲載していただいています。 本鼎談では、拙著『人はみな妄想する――ジャック・ラカ…

『人はみな妄想する――ジャック・ラカンと鑑別診断の思想』刊行のお知らせ

(4/23追記)書店の店頭に並び始めました。通販サイトの在庫検索は、こちらをお使いください。引き続き、どうぞよろしくお願いします。 このたび、青土社さんより『人はみな妄想する――ジャック・ラカンと鑑別診断の思想』という単行本を刊行することになりま…

「第4回 東京精神分析サークル主催コロック」のお知らせ

第4回 東京精神分析サークル主催コロックのお知らせ日時: 平成27年3月21日(土・祝) 10時-18時 場所: 駒澤大学 246会館 7階(国道246号沿い)参加無料、事前登録不要(どなたでもご参加できます) この度、東京精神分析サークルでは、河野一紀氏の『こと…

「第3回「精神分析と倫理」研究会――「発達障害」:社会と臨床のつなぎ」のお知らせ

下記の公開研究会が開催されます。ご興味のある方はどうぞお越しください。 私は司会をする予定です。 第3回「精神分析と倫理」研究会――「発達障害」:社会と臨床のつなぎ 日時:2015年3月14日(土)13:00〜18:00 会場:立命館大学衣笠キャンパス 学而館2…

『nyx』と『労働と思想』に寄稿しました

(2/25追記)下記の2冊ですが、amazonでも購入できるようになりました。引き続きどうぞよろしくお願いします。 (2/10追記)下記の2冊ですが、amazonでは購入できないようになっていますが、版元ドットコムなどで通販できるようです。また、各地の書店でも店…

『現代思想』2月号に寄稿

1月26日発売の『現代思想』2015年2月号(特集=反知性主義と向き合う)に、「反知性主義の秘かな愉しみ――現代ラカン派の集団心理学Ⅱ」という論考を書いています。 『atプラス』21号に寄せた論考の続編のようなもので、昨今の政治状況について「象徴界のフラ…

「第2回「精神分析と倫理」研究会――「発達障害」論の深化のために」のお知らせ

下記の公開研究会が開催されます。ご興味のある方はどうぞお越しください。 私は「ラカン派における自閉症論」をお話する予定です。 第2回「精神分析と倫理」研究会――「発達障害」論の深化のために 日時:2014年12月13日(土)13:00〜18:00 会場:立命館大…

『思想』2014年12月号に寄稿

本日発売の『思想』1088号(岩波書店)に、「ヴェリテからヴァリテへ――ラカン-デリダ論争を再考する――」という論考を書いています。 本号は、ジャック・デリダ没後10周年の特集で、私のものは、「真理」という観点からラカンとデリダの論争を捉え直す論考で…

シュレーバーの金銭問題

ダニエル・パウル・シュレーバー(以下「シュレーバー」)についての伝記的情報は、ニーダーランド(1959a,1959b,1963他)、イスラエルス(1989)、ロセイン(1992)らによる実証的資料に基づいた研究や、バウマイヤー(1956)によるシュレーバーのカルテの発見によ…

『図書新聞』3175号に寄稿

本日発売の「図書新聞」3175号に「フロイトに学ぶ反差別運動」という短いエッセイを書きました。これは「ヘイトスピーチ・レイシズムを考える」という隔週で連載されているリレーエッセイのなかの記事のひとつです。紙面でも、Web上でも読めるようです。詳細…

『atプラス』21号に寄稿

8月8日発売の『atプラス』21号(太田出版)に、「レイシズム2.0?――現代ラカン派の集団心理学」という論考を書いています。 フランスのヘイトスピーチ・コメディアンであるデュードネの騒動や、本邦における在特会らのヘイトスピーチ・デモを、エリック・ロ…

「第1回「精神分析と倫理」研究会――「発達障害」をめぐって」のお知らせ

下記の公開研究会が開催されます。ご興味のある方はどうぞお越しください。 私もコメンテーターとして少し話すようです。 第1回「精神分析と倫理」研究会――「発達障害」をめぐって 日時:2014年7月19日(土)13:00〜18:00 会場:立命館大学衣笠キャンパス …

『図書新聞』3161号に寄稿

本日発売の「図書新聞」3161号に筒井康隆『創作の極意と掟』(講談社)の書評を書きました。10代の頃に読みふけり、もちろん今でも尊敬する作家の書評を書くという機会は、なかなか楽しいものでした。詳細は、下記の図書新聞さん、e-honさんのサイト等をご覧…

『現代思想』5月号に寄稿

4月28日発売の『現代思想』2014年5月号(特集=精神医療のリアル DSM-5時代の精神の〈病〉)に、「DSMは何を排除したのか? ラカン派精神分析と科学」という論考を書いています。 DSMの成立と精神分析の歴史をたどりながら、操作的診断とラカン派における診…

「第3回 東京精神分析サークル主催コロック」のお知らせ

第3回 東京精神分析サークル主催コロックのお知らせ日時: 平成26年3月9日(日) 10時-18時 場所: 駒澤大学 246会館 7階(国道246号沿い)参加無料、事前登録不要(どなたでもご参加できます) このたび東京精神分析サークルでは、昨年度に引き続き、ラカン…

『atプラス』19号に寄稿、その他

2月8日発売の『atプラス』19号(太田出版)に、「現代ラカン派の諸論点――ジャック=アラン・ミレールの議論を中心に」という論考を書いています。 「父」の衰退、普通精神病、セクシュアリティの変化、症状からサントームへ、性別化の式といった話題をジャッ…

『現代思想』2月号に寄稿

1月27日発売の『現代思想』2014年2月号に、「宮廷愛から神の愛へ キルケゴールとラカン」という論考を書いています。ラカンのキルケゴールへの言及をたどりながら、不安や愛の問題についてのラカンの理論的変遷について述べました。最終的には、セミネール『…

『図書新聞』3143号に寄稿、その他

本日発売の「図書新聞」3143号に立木康介さんの『露出せよ、と現代文明は言う』(河出書房新社)の書評を書きました。書評内にも書きましたが、フロイト『文化の中の居心地悪さ』の現代版として読まれるべき力作評論です。詳細は、下記の図書新聞さんのサイ…

POSSE 21号に寄稿

本日発売のPOSSE 21号に、「ラカンと労働と「うつ」――4つのディスクールと資本主義」 を寄稿しています。セミネール16巻、17巻あたりの議論を中心に4つのディスクール、資本主義のディスクールについて述べています。POSSE vol.21: "自立"を促す社会のゆく…

11月29-30日「現代思想の源泉としてのキルケゴール」、12月1日「日本ラカン協会大会」のお知らせ

11月29日(金)、30日(土)に、高崎経済大学の國分功一郎先生のゼミの主催で「現代思想の源泉としてのキルケゴール ──生誕200周年記念ワークショップ」という催しがあります。私は「ラカンにおける「反復」と「不安」の概念」という演題で二日目に登壇する…

『図書新聞』3133号に寄稿

今週末発売の「図書新聞」3133号にブルース・フィンク『後期ラカン入門』(村上靖彦監訳、小倉拓也訳、塩飽耕規訳、渋谷亮訳)の書評を書きました。詳細は、下記の人文書院さんのWebサイト、および図書新聞さんのサイトをご覧ください。http://www.jimbunsho…

「こころの科学」172号(特集=暴力の心理)に寄稿

日本評論社さんから本日発売になった「こころの科学」172号(特集=暴力の心理)に「暴力の精神分析」を寄稿しています。フロイト、クライン派から、ラカンの初期の攻撃性論文、犯罪学論文までを解説しています。どうぞよろしくお願いします。暴力の心理 (こ…

講演会のお知らせ(9/28)

今月末(9/28)に、早稲田大学で講演会を行います。早稲田大学現代文学会の企画で、早稲田大学フランス語フランス文学コース共同開催となっています。演題:『〈書くこと〉の病――ラカン、ドゥルーズ、ルイス・キャロル』 日時: 2013年9月28日(土) 開場15:…

夏の終わりと「排除」

最近、だいぶ涼しくなった。とくに朝晩は気温が低く、もう夏も終わりという感じである。 ところで、秋になると「夏が過ぎ去った」と言う。この表現は流行歌のなかでは恋の終わりを表現したりもする。秋は――その定義のうちに、というと大げさだが――「夏の不在…

『文學界』2013年9月号、『図書新聞』3122号に寄稿

『文學界』9月号(文芸春秋社)に「言葉を失うことについて」というエッセイを寄稿しました。高橋源一郎の初期作品についての小論です。どうぞよろしくお願いします。 http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/文学界 2013年 09月号 [雑誌]文藝春秋 2013-08…

『現代思想』フェリックス・ガタリ特集に寄稿

現代思想 2013年6月号 特集=フェリックス・ガタリ 本日(5月27日)発売の『現代思想』2013年6月号(特集=フェリックス・ガタリ)に、拙論「人はみな妄想する ガタリと後期ラカンについてのエチュード」を寄稿しました。 近年のガタリ再評価の動きのなかで、…

お知らせ

いま発売中の『文藝』(河出書房新社)2013年冬号に、比嘉徹徳さんの『フロイトの情熱 フロイトの情熱 精神分析運動と芸術』への書評を寄稿しております。『フロイトの情熱』は精神分析運動史における「主体」の形成を探る論考ですが、分析家の欲望の問題や…