à la lettre

ラカン派精神分析・精神病理学に関するいろいろ

NHK文化センターでのオンライン講座(2024年4月~7月)

2024年4月26日から7月26日まで、月1回(全4回)の講座を行います。 この講座では、1930年代の精神病理学者たち(いわゆる「第2世代」)の来歴と業績を振り返り、特に精神医療改革運動との関係から位置づけます。 その後、中井久夫に焦点をあて、彼の統合失調…

朝日カルチャーセンターでのオンライン講座(2024年1月~3月)

2024年1月26日から3月22日まで、月1回(全3回)の講座を行います。 この講座では、特に、ラカンや後のラカン派の論者が具体的な精神病理について述べている箇所に注目して、ラカンの議論をなるべくわかりやすく解説してみたいと思います。 ラカンの議論の本…

朝日カルチャーセンターで2023年最後のオンライン講座

2023年10月27日から12月15日まで、月1回(全3回)の講座を行います。 この講座では、特に、ラカンや後のラカン派の論者が具体的な精神病理について述べている箇所に注目して、ラカンの議論をなるべくわかりやすく解説してみたいと思います。 ラカンの議論の…

夏に塩飽海賊団で(開催日時・時間等が変更になりました)

夏に塩飽海賊団で以下のような企画があります。→ 満員御礼となりました。ありがとうございます。

NHK文化センターで2023年もオンライン講座をやります

2023年4月21日から7月21日まで、月1回(全4回)の講座を行います。 精神病理学(精神医学)の名著を、現代でもそのまま通用する読みどころに絞って概説していきます。 事前にテキストを準備したり、読んでくる必要はありません。 取り上げるのは、中井久夫が…

はてな記法(TeXコマンド)で性別化の式ほかを書く

入力するコマンド 表示 [tex:\exists x\,\overline{Φ x}] [tex:\forall x\,Φ x] [tex:\overline{\exists x}\,\overline{Φ x}] [tex:\overline{\forall x}\,Φ x] [tex:\require{cancel}\cancel{S}]*1 [tex:\cancel{La}]*2 [tex:\xcancel{あった}]*3 はじめにE…

ジョーン・リヴィエール「仮装としての女性性」

Joan Riviere, Womanliness as a Masquerade(1929). International Journal of Psycho-Analysis, 10:303-313 の試訳です*1。 仮装としての女性性 ジョーン・リヴィエール 精神分析の研究が指摘したすべての方向が、順番にアーネスト・ジョーンズの興味を引い…

朝日カルチャーセンター新宿教室でオンライン講座をやります(続)

2023年は、まず朝日カルチャーセンター新宿教室でオンライン講座をやります。 2月17日と3月17日に、「ラカン入門 フロイトの症例を読む」と題する、月1回(全2回)の講座を行います。これは昨年のものの続きで、ラカンがフロイトの症例(狼男、シュレーバー…

朝日カルチャーセンター新宿教室でオンライン講座をやります

2022年の後半は、朝日カルチャーセンター新宿教室でオンライン講座をやります。 9月30日は、「部外者から見たオープンダイアローグ」と題して、精神病理学、フロイト、ラカン、ガタリなどを参照しながらODを(時には批判的に)考えてみます。 10月28日から12…

NHK文化センターで2022年もオンライン講座をやります

2022年6月24日から9月23日まで、月1回(全4回)の講座を行います。 統合失調症などについて包括的な精神病理学的(記述学派、現象学・人間学派)な理解と、精神分析(ラカン派)からの理解をお話します。統合失調症以外の病態についても多少触れることになる…

塩飽海賊団でトークします

9月17日に、塩飽海賊団にひさびさに登場します。対人援助職の方限定のトークですが、興味ある方はぜひに。申込方法が特殊ですので、以下のチラシを御覧ください。QRコードが読み込みにくい場合は、画像を拡大してください。

NHK文化センターでオンライン講座をやります

2021年8月6日から月2回(全4回)の講座を行います。 うつ病、躁うつ病、不安、自閉症)などについて包括的な精神病理学的な理解と、精神分析(ラカン派)からの理解をお話します。 オンライン、かつ「10日間の見逃し配信あり」とのことですので、全国各地か…

KUNILABOで講座をやります

2021年4月23日から月1回(全4回)のラカン入門講座を行います。 満席になっていましたが、本日40名分増席されたようです。 ご予約は、お早めに。kunilabo202104onlinelacan.peatix.com→ 締め切りました。夏にまた同様の講座をやる可能性がありますのでご期待…

朝カル新宿教室

2019/11/5(火) 19:00~20:30に、朝日カルチャーセンター新宿教室で、「ラカンを読む」という講義の続きをやります。 (続き、とは言っても、各回取り扱うテーマは独立していますので、今回のみでもご参加いただけます。) https://www.asahiculture.jp/cou…

『心の病気ってなんだろう?』刊行ほか

新刊『心の病気ってなんだろう? (中学生の質問箱)』が平凡社より刊行されました。 一般向けの入門書ですが、中井久夫ら先達のスピリットを散りばめましたので、入門はとっくに終わった方々にも(色んな意味で)面白く読んでもらえるのではないかと思います…

塩飽海賊団特別講義のお知らせ

7月27日に、塩飽海賊団特別講義として以下の2つのイベントが開催されます。 申込みが必要なものですので、下記のポスター内のQRコードからお申し込みください。

5/11(土)トークイベントのお知らせ他

5/11(土)18時より、『いつもそばには本があった。』『創造と狂気の歴史』の刊行を記念して、「書物の創造性――思想の「過去」と「未来」」と題したトークイベントを、國分功一郎さん、互盛央さんと行います。 予約が必要なイベントですので、ご興味のある方は…

新刊『創造と狂気の歴史』在庫状況ほか

新刊『創造と狂気の歴史――プラトンからドゥルーズまで』が発売になりました。 創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで (講談社選書メチエ)posted with amazlet at 19.03.12松本 卓也 講談社 売り上げランキング: 2,416Amazon.co.jpで詳細を見る 通販や…

新刊『創造と狂気の歴史——プラトンからドゥルーズまで』刊行のお知らせ

新刊『創造と狂気の歴史——プラトンからドゥルーズまで』が講談社選書メチエより刊行されます。来週、3月12日ごろから書店に並び始めるようです。 京大の講義をもとにしたものですので、読みやすく仕上がっているはずです。タイトルからわかるようにフーコー…

朝カル新宿での講義

下記のとおり、朝日カルチャーセンター新宿教室で講義を行います。 ラカンのテクストを読むための簡単な基礎からお話する予定です。ぜひお越しください。2019年2月17日(日)10:30-12:00 「ラカンの精神病論を読む」 2019年2月23日(土)18:30-20:00 「ラカ…

『現代思想』と『季刊iichiko』に寄稿

10月末発売の2つの雑誌に寄稿しています。 『現代思想』 2018年11月号、特集は「「多動」の時代 ―時短・ライフハック・ギグエコノミー」ですが、私はADHDについて短い小論を書いています。現代思想 2018年11月号 特集=「多動」の時代 ―時短・ライフハック・…

千葉雅也氏との対談講演会「思弁的実在論と精神分析」開催のお知らせ

2018年11月29日(木)に、新刊『意味がない無意味』を刊行された千葉雅也氏をお招きし、対談形式の講演会「思弁的実在論と精神分析」を京都大学で開催いたします。入場無料、参加自由のイベントですので、ご興味のある方は奮ってお越し下さい。 詳細はポスタ…

連続研究会「Autres écritsを読む」開催のお知らせ

当研究室では、現代フランス精神分析思想における諸々の横断的・学際的な研究を活性化させるため、さまざまな分野の研究者・臨床家を招いた連続研究会を開催いたします。今回は、精神分析家ジャック・ラカンの第二の主著と呼ばれる『Autres écrits(他のエク…

『発達障害の精神病理1』に寄稿

先日発売になった『発達障害の精神病理1』に「自閉症スペクトラムと〈この〉性」を寄稿しています。本論集は、あの「分裂病の精神病理」シリーズを引き継がんとする意志をもって始められたもので、今のところ3年間の継続が予定されているようです。 拙論で…

『思想』2018年9月号刊行のお知らせ

『思想』2018年9月号(8月28日発売)では、「政治と精神分析の未来」と題する小特集が組まれています。 思想 2018年 09 月号 [雑誌]Posted with Amakuri at 2018.8.24岩波書店Amazonで詳細を見る本特集は、昨年の社会思想史学会でのセッションがもとになった…

8月4日朝カル新宿教室での講義

お知らせを忘れていましたが、8月4日(土)19時より、朝カル新宿で講義があります。お暇な方はどうぞお越しください。 ラカンを読む| 新宿教室 | 朝日カルチャーセンター

『思弁的実在論と現代について』ほか

千葉雅也さんの『思弁的実在論と現代について』が発売になりました。私は、第9章の「ポスト精神分析的人間へ」で対談相手として少しだけ登場しています。 以前『atプラス』30号で行った対談の再録ですが、第二部の「現代」パートの幅の広さの中に置かれると…

2018年上半期の3冊

いま出ている(7月14日)発行の『図書新聞』3360号(7月21日号)の読書アンケートに、次の3冊をあげています。それぞれの本についての短いコメントは紙面を御覧ください。どもる体 (シリーズ ケアをひらく)Posted with Amakuri at 2018.7.14伊藤 亜紗医学書…

大学院入試について

私の勤務する京都大学大学院人間・環境学研究科では、2018年9月12日、13日に大学院入試が行われます。当方の研究室での研究を希望される方は、下記の入試情報をよく見て出願してください。研究内容に関する事前の相談も歓迎します。 また、今年度からごく少…

『図書新聞』に対談が掲載

今週土曜(7月7日)発行の『図書新聞』3359号(7月14日号)に、東畑開人さんとの対談「ちょっと、垂直」が掲載されています。 先日の代官山蔦屋書店でのトークイベントからの採録で、東畑さんのご著者『野の医者は笑う』『日本のありふれた心理療法』、訳書…