7/9, 10に立命館大学で開催される表象文化論学会第11回大会のシンポジウム「いま「自己」はどこにあるのか:精神分析、自己啓発、アルゴリズム」に登壇します。
また、先週発売になりました『精神科治療学』6月号「特集=これだけは知っておきたい精神病理」に「Lacan, J.の精神病論」を寄稿しています。
精神科治療学 Vol.31 No.6 2016年 6月号〈特集〉これだけは知っておきたい精神病理[雑誌]
3月9日発売の『現代思想』2016年4月臨時増刊号(総特集=imago 〈こころ〉は復興したのか)に、「責任は、ひとりで引き受けなくてもいい 3.11以後の臨床と運動の経験から」というエッセイを寄せています。どうぞよろしくお願い致します。
第5回 東京精神分析サークル主催コロックのお知らせ
日時: 平成28年3月20日(日) 10時-18時
場所: 早稲田大学戸山キャンパス36号館 382教室(AV教室2)
参加無料、事前登録不要(どなたでもご参加できます)
この度、東京精神分析サークルでは、このたび東京精神分析サークルでは、昨年度に引き続き、ラカン派精神分析に関する講演会を開催する運びとなりました。詳細はポスターにあるとおりです。精神分析に関心のある方は、どうぞ御気軽に御参加ください。
現在発売中の『atプラス』27号に、前号(26号)のレビューエッセイを寄せています。どうぞよろしくお願い致します。
下記情報が出ました。
詳細は、今後、東京精神分析サークルのWebサイトでおって発表される予定です。
【特報】
— ジャック・ラカンbot (@LacanBotJp) 2016, 2月 2
第5回東京精神分析サークル主催コロックの開催が決定しました。
【日時】2016年3月20日(日) 10:00から
【場所】早稲田大学(予定)
【登壇予定】向井雅明、河野一紀、十川幸司、牧瀬英幹、松本卓也ほか
詳細については続報をお待ちください。
先日、雑誌『精神看護』に載せてもらった書評「反-主体としてのオープンダイアローグ」が、オンライン公開されました。オープンダイアローグは近年本邦でも大変注目されている精神疾患へのアプローチのひとつで、主体の問題を考えるにあたっても大きなヒントになるのではないでしょうか。
下記から閲覧できます(「書評」のなかにあります)。
医学書院/書籍・電子メディア/オープンダイアローグとは何か
また、オープンダイアローグ関係では、ドゥルーズ=ガタリ研究の山森裕毅さんらが訳した論考「オープンダイアローグにおける対話実践の基本要素-よき実践のための基準-」の翻訳も公開されています。興味のある方はこちらもどうぞ。
http://umassmed.edu/globalassets/psychiatry/open-dialogue/japanese-translation.pdf
多文化間精神医学会の雑誌『こころと文化』第13巻2号の特集に寄稿した拙論を、本サイトに公開します。
掲載版から少しだけ修正を加えていますので、もし引用などされる場合はご注意ください。
なお、ヘイトスピーチやレイシズムに関するより詳細な精神分析的理解に関しては、『atプラス』21号に書いています。また、その他の論点については、『図書新聞』3175号や『図書新聞』3216号にも書いています。こちらもぜひ御覧ください。
2013年の新語・流行語大賞のトップ10に「ヘイトスピーチ」という言葉が踊った。新聞やテレビをはじめとした各種マスコミでもヘイトスピーチに関する報道が行われ、この言葉は一気に知名度をあげた。ヘイトスピーチとは、直訳すれば「憎悪表現」となるが、その本質は差別扇動である。つまり、特定の民族や人種、あるいは障害者やホームレスなどのマイノリティ(社会的少数者)に対する差別を煽り、差別を助長するような発言のことをヘイトスピーチというのである。
日本はいま、ヘイトスピーチの春である。なかでも、2007年の第一次安倍政権下で誕生した「在日特権を許さない市民の会」(通称、在特会)や、彼らと密接な関係をもつ団体によるヘイトスピーチ・デモの頻繁な開催が目立っている。彼らは「行動する保守」を自称し、数年前から街頭での排外主義的なデモ活動を行ってきた。しかし、目下の第二次安倍政権下における緊迫した東アジア情勢を背景として、彼らの「嫌韓」「嫌中」感情はますます高まり、2013年に入ると、コリアンタウンである東京・新大久保で頻繁にヘイトスピーチ・デモが開催されるようになった。